ゲームの山小屋

私の好きな事、誰かに伝えたいと感じた事を無節操に書いています。ゲームとラーメンと少年漫画が好きです。

【仮面ライダー】桐生戦兎が創った新世界は『ジオウ』に繋がるのか?

仮面ライダージオウ』が始まりましたね。



ジオウは平成の歴代仮面ライダーの力を継承し、過去も未来も統べる存在だと説明されました。
50年後(2068年)の未来では「オーマジオウ」と呼ばれる魔王になり、人々を蹂躙しています。

今日の第1話では、主人公・常磐ソウゴの身の上話と、50年後の未来の話、タイムスリップ、ビルドとの邂逅、そして初変身までが一気に描かれました。

「平和のために王様になる」というブッ飛んだ夢を抱くソウゴくんは、なぜそのような思想に至ったのでしょうか。
オーマジオウの正体は、本当にソウゴくんなのでしょうか。
そして、突如現れた未来人達の思惑とは?

今後の展開が楽しみです。

f:id:yukkurisieg:20180902230842j:plain

さて、私が最も気になったのは、過去作との世界観の繋がりの問題です。



タイムスリップ中の2機のタイムマジーンのぶつかり合いで、ソウゴくんは2017年11月30日に弾き飛ばされます。
そこにはスカイウォールがそびえ立ち、怪人スマッシュと戦闘中だった仮面ライダービルドとクローズ、つまり桐生戦兎と万丈龍我がいたのですが...

仮面ライダービルド』の世界は、それまでの平成仮面ライダーの世界とは直接繋がりのない、いわゆる平行世界でした。
平行世界同士をパンドラボックスのパワーによって融合させ、諸悪の根源であるエボルトもスカイウォールも、歴史改変で「存在しなかった事にされた」新世界を創造したのが、『ビルド』最終回です。

『ジオウ』は、この『ビルド』最終回の後の話なので、スカイウォールとパンドラボックスによって勃発した争いは無かった事にされているはずです。
これは、どのように解釈すればよいでしょうか。
細かい整合性は考慮されていないのかもしれませんが、せっかくなので深読みしてみます。



なぜ、無いはずのスカイウォールがあったのか。
大きくわけて、3つの可能性が考えられます。

●「歴史改変される前の旧『ビルド』世界に跳んだ」
●「歴史改変後の世界でも過去の事実はそのまま残っている」
●「『ジオウ』世界におけるビルド達の戦いは本編とは異なる結末だった」



1つ目、「歴史改変される前の旧『ビルド』世界に跳んだ」説。
おそらく、この説が最も有力だと思います。
ジオウが力を継承するライダーにビルドも含まれているという事は、ビルドの存在は歴史に残されているという事です。
それならば、ビルド達が戦っていた世界にタイムマジーンで行けても不思議ではありません。
ただし、それはそれで、無かった事にされたはずの歴史をなぜ未来人が認識しているのか、という疑問は残ります。

2つ目、「歴史改変後の世界でも過去の事実はそのまま残っている」説。
やや強引ですが、個人的には納得している説です。
歴史改変はあくまでも「エボルトがいなかった場合の結果」が反映されただけで、実際に過去が変わったわけではない、という事です。
スカイウォールや争いの事実を誰も認識していないし証拠も残ってないけれど、時空を遡ればそこにはスカイウォールが...
冷静に考えると寒気がする話ですね。

3つ目、「『ジオウ』世界におけるビルド達の戦いは本編とは異なる結末だった」説。
仮面ライダーディケイド』に登場したリイマジネーション世界や、劇場版『仮面ライダー4号』等における乾巧の存在を考えると、この可能性もあるんじゃないかと思います。
実は、『ジオウ』に登場するレジェンドライダーは、私達が観ていたテレビシリーズとは別の物語を歩んだ、よく似た別の世界のライダー達なのでは?
作品によって微妙に設定が異なるというのも割とありがちなので、今回もそうなのかもしれません。



『ビルド』最終回で平行世界が融合・統合されたのは、『ジオウ』に繋げるためなのかと考えていました。
しかし、今回の放送を観る限り、厳密に繋がっているのかどうかは怪しいところです。
今後の放送や、冬の劇場版『平成ジェネレーションズFOREVER』で判明するかもしれませんね。

今は純粋に、ジオウの戦いの行方を楽しみにしています。